【横山験也のちょっと一休み】№.2287

■佐藤優著『国語ゼミ』■
SG会で明石先生が『国語ゼミ』(佐藤優著、NHK出版新書)を紹介してくれました。
『AIvs教科書が読めない子どもたち』(新井紀子著、東洋経済新報社)の教科書が読めない子どもたちへの解答が記されているそうです。

嬉しい気分になり、早速読みました。
『国語ゼミ』はすごいです。
考えることの次元の違いを痛感しました。

この本を読むと、自分で問いを立てて考えることもできます。
考える方法が書いてあるからです。
また、読書の仕方も書いてあります。

驚いたのは、「比較する」という考え方です。
関大初等部の思考力育成法の考え方と同じでした。
そこを読んだとき、関大系列で育った子から、第二第三の佐藤優が登場するのではないかと思いました。

国語力の向上に力を入れている先生は、この本を一度は読んでおくことをすすめます。

すごいのですが、過ぎたるは・・・です。
私は小学校の教員だったので、どうにもレベルが高過ぎました。
守破離の守について書いてあるというのですが、私には離の離という感じです。
これの平易版をどなたかが書いてくれると良いのですが・・。

明石先生はいい本を紹介してくれます。
SG会では、その明石先生のコメントをたっぷり聞くことができます。
大いに勉強になっています。

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