左巻健男先生と「さぼうる」で話しをしました。
株式会社SAMA企画という会社を半年ほど前に設立され,本の編集・製本までしっかり仕事をされているとのことでした。
大学の先生をしつつ,会社の経営・運営もしているのですから,たいしたものです。
自分の先輩に,左巻先生のような方がいることを有り難いと思います。

▼心に残った話しを少し。
「退職をしたら本を書こうと思う」という人がいるそうです。でも,退職後にいっぱしの本を出した人はいないそうです。
「ヒマになったら・・をする」という考え方が,そもそもダメなのです。忙しいときは刺激が多いときです。その刺激があるから書けるのであり,ヒマとなり刺激が弱くなったら書こうにも書くものが浮かんでこないのだそうです。
「夏休みになったら・・する」というのも同類だそうです。左巻先生は夏休みをしっかり休むために,平素の時に本をどんどん書き,講演をされているそうです。『面白くて眠れなくなる物理』も3週間ほどで書き上げたそうです。
半分ほど読みましたが,これがなかなか面白いです。透明人間の考え方が2種類あるなど,納得度も高いです。

今,『古事類苑』の礼式部を読んでいますが,実に面白いです。
歴史的な資料をもっとたくさん読み込んでいくと,もしかしたら,左巻先生をまねて『面白くて眠れなくなる作法』を書くことができるかもしれません。そんな楽しみを感じつつ,ゴールデンウィークは読書です。