【横山験也のちょっと一休み】№.2958

3年生で2桁×2桁を学習したら、ちょっと不思議な数の話をしてみるのも楽しいものです。

3025と書いたカードがあったのですが、落っことしてしまい、30と25に分かれてしまいました。

それを何とか、もとの3025に戻したいのですが、接着剤や糊がありません。

困っていたら、算数ねこがやって来て、何やら言っています。
「30と25を足せばいいんだよ。」
言われた通りに計算をすると、30+25なので55となります。

たしても3025にはなりません。

すると算数ねこは
「2つに分かれたんだから、55を2つかけて見たら」
と言い残して帰ってしまいました。
55を2つかけるのですから、「55×55をやってみたら」と言ったわけです。

というような話をして、55×55を子どもたちに計算してもらいます。
すると、驚くなかれ、答えはカードに書いてあった、3025になっています。
落として分かれた数が元に戻ったわけです。

「2桁×2桁の勉強をしたから、こういう楽しい世界が分かるんだね」と付け加えるのも良いですね。

この算数の本も面白いですよ。



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