明石要一先生のSG会に参加しました。
全員がレポート持参ですので、大量の情報を一気に得ることができます。

目を引いたのは、教頭先生がレポートでした。
教頭は校長が気持ちよく仕事ができる様に気を配るもの
というような論調です。
これを校長が言ってしまうと、いかがなものかとなりますが、当の教頭が言うのですから、聞いている私には「忠義」と映ります。
すると、自動的に、「大儀を外すな!」と応援したい気持ちになってきます。
レポートには具体例が出ています。
読んでいる私には、具体例は唯の事例ではなく、忠義の事例と見えているので、その視点からあれこれ頭が巡ります。
そうして、すぐに、「心構えの良い教頭先生は大儀を外さない」という思いに達しました。
そう思っていたところに、レポートに、教頭としての仕事がしやすくなってきたというニュアンスが記されていました。
忠義の心は、仕事を円滑にする。
そんな格言をいただいた気持ちになりました。
いい仕事をされている先生のレポートは気持ちがいいです。

国語の教材に「スーホの白い馬」があります。
このお話を読む時、少し道徳をまぶして読むと、それなりに深めに感動がやってきます。
そんなことをセミナーで一言言ったことがありました。
その道徳というのが、忠義です。
もちろん、忠義が分からなくても、「スーホの白い馬」は作品に力があるので大きな感動をします。
そこに、馬の忠義を感じると、その感動がいっそう深くなります。

南総里見八犬伝に仁義礼智忠信孝悌が出てきます。
こういうことの意味を知ることも、道徳の知識です。
その原点は「論語」です。
道徳の知識があると、国語も豊かになりますし、レポートを読む気持ちも変わります。
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