【横山験也のちょっと一休み】№.2369

いよいよ明日、ルワンダに向かって出発します。
大きなプロジェクトです。
一つ一つ、しっかり取り組んできたいと思っています。

■鳥羽先生の割合もナイス!■
少し前に、「もとにする量」の別名を知っているとという記事を書きました。
有難いことに、新納先生から関連するメールをいただきました。
続けて、鳥羽俊輝先生からも割合に関する良いメールをいただきました。
御紹介します。
良い内容は、後半に出てきます。

以前、6年の「速さ」の学習について、算数ソフトのパトカーの導入で、前任校の同僚が大笑いしていたことをお伝えしました。
今年、転勤して子どもたちとの導入で使用しましたら、子どもの笑いが止まらなくて大変でした(笑)
「道のり」と「時間」のどちらか一方を固定して他方を変えると、ムービーの終わる時間がどう変わるかということから、道のりを短く、時間を長く設定するほど、長くムービーが楽しめることが分かったようです。
ゆっくり流れるムービー、ずっと鳴り続けるパトカーのサイレン…
速さとは何か、感じることができました。


こちらは、算数ソフトの話です。
速さのソフトが鳥羽学級で大ヒットしていて、とても嬉しいです。

良い内容はこの後に登場しますが、上の速さも少し関連しています。

もっと踏み込んだ内容についてお伝えしますと、5年の「割合」の学習で「比べる量」と「元にする量」の言葉が理解できてもどちらがどちらになるか分からないということがあると思います。
新納さんの関係図の指導では、例えば、矢印をどちらから見たように引くかで、元にする量と比べる量のつながりが見えるようにするという指導をすることがあります。
私が「速さ」の学習で抑えたかったのは「割合」との関連でした。時速や分速、秒速は「時間あたり」を基準として速度を表すものです。ですから時間を「元にする量」として計算するということをおさえたいと思いました。逆に○速という言葉を抜きにして○kmだけでも通じるくらい、道のり(距離)の概念で「速さ」を比べることは多いです。
こうして「比べる量」と「元にする量」を行き来しながら、「割合」の学習も確かなものにしたいです。

鳥羽先生のされている時間を基にするといったん決めて進めていくのは、子どもたちにとって理解しやすいいい方法と私は思っています。
仕組みの理解の基本はシンプルなのだと、私の教師経験から、そう思っています。

大人気の速さのソフト。
アフリカの子供たちにも使えるようにしたいですね。
もし、そうなったら、鳥羽学級のようにアフリカの小学校でも大盛り上がりして、速さの仕組みをマスターしていくのだろうと思います。

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