【横山験也のちょっと一休み】№.2603

■ 愛知県豊川市教育委員会主催の「授業力向上講演会」 ■

御縁があり、愛知県の豊川市教育委員会主催の「授業力向上講演会」で2時間程お話をしてきました。

1時間は「道徳読み」
もう1時間は「算数の教材」(算数ソフトも!!)

話はいい感じで進み、最後の拍手が予想を超えて大きかったので、ホッと一安心しました。


豊橋の駅から会場まで、かなりの距離があるのですが、そこを教育委員会の伊藤先生に車で送迎していただきました。
気さくな明るい先生で、車中、話が弾みました。

途中、「御津」と書いてある表示がありました。
普段なら、何と読むのだろうと、一人思うだけで終わってしまいます。

でも、この日は、伊藤先生と会話が弾んでいたので、思わず、「御に津と書いてあるのですが、これはどう読むのですか?」と聞くことができました。
すると、伊藤先生は、まず、読み方を教えてくれました。
「”みと”です。」
一瞬、わが耳を疑いました。
「おつ」かと思っていたからです。

「”みと”ですか?」
「茨城の水戸と同じ読み方です。」

なるほどと思っていると、伊藤先生はその謂れを話してくれました。
もともと、「みと」という津があり、そこに天皇陛下がお越しになったので御津となり、それが「みと」にあてがわれた・・・

私の聴き間違いもあるかもしれませんが、その解説に聞きほれました。

「御津=みと」
これだけを聞いたのでは、記憶からすぐに飛んでしまいます。
そこに、何かしらの関連付けがあると、
「御津=みと=謂れ」と3つの関係ができます。
この3つの関係の成立が記憶を良くし、忘れがたくしてくれます。

伊藤先生がすかさず謂れを話してくれたことに、少々感動していました。

伊藤先生は地理に詳しい先生なので、きっと社会の先生なのだろうと思っていたら、後で、算数・数学の先生とわかりました。

講演が始まる前に、教育委員会の河原課長と髙本教育長から御挨拶をいただきました。
豊川市は愛知県内でも、外国籍のお子さんがどんどん増えている地区とのことで、そこへの支援をいろいろと検討されているそうです。

カバンの中に、来年の春に新発売になる新版の算数ソフト『夢中で算数』のチラシ(といっても、つくり途中のものですが)があったので、それを広げて、このソフトが7言語に対応していることをお話しました。
7言語と言うのは、文部科学省が発表している言語です。
ポルトガル語、中国語、フィリピノ語、スペイン語、ベトナム語、英語、韓国・朝鮮語
すると、髙本教育長も河原課長も、言葉の壁を越えて算数の勉強ができることを大変喜ばれていました。

講演の算数の話の時に、算数ソフトのいくつかを先生方に見ていただきました。
5年生の体積は、静寂だった会場が少々どよめきました。
三角形の内角の和の「カマキリライダー180度」では、大笑いとなりました。
豊川市の先生方にも、算数ソフトは好感度が高く、私も大変うれしい気持ちになりました。

豊川市には若い先生方が続々と採用されています。
若い力で豊川の子供達をグングン成長させていって欲しいと願います!

算数ソフトのルワンダ版ですが、TICAD7でさくら社ブースに展示されます。
有難いことに、ジェトロ(日本貿易振興機構)から「NHKラジオからの取材がある」との連絡を受けました。
ソフト画面はお見せできませんが、ルワンダでの成果などをお話しできます!
ルワンダの子供達の算数力を急速アップできるように、応援していきたいです!!

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