元の値段を求める問題です。
この問題の重要なところは,答えを求めるために,わり算を使うことを理解することです。
基本的な進め方は,÷整数の形で良く見せて,次に÷小数の形で見せることです。
÷3→÷2→÷0.5などと進めるのが一つのやり方となります。
これが,基本的な見せ方になります。
その上で,左右の数字が何倍になっているかを見るようにします。
上の画面でしたら,100が300になっているのですから,「×3」です。300から100を見れば,「÷3」です。この関係が,60と180の間にも言えています。
元の数の60が隠されていたら,180÷3をすればいいのだと分かります。
これとは別に,押さえとして「分数の目」で数を見るように教えるのも良いです。
上下の数字を「分数」と見立てます。
すると,「60/1」と「180/3」が見えています。
この2つが大きさの等しい分数になっています。
ですので,元の数(60)を求める計算は,180÷3だとわかります。
蛇足ですが,分数は上の数字から読むときには,わり算読みとなります。
このソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(5年2巻)に入っています。
「割合と円グラフ・帯グラフ」の「07B,百分率/応用/もとにする量を求める」です。