【横山験也のちょっと一休み】№.3811

道徳の話を一つ。

『日本書紀』の始まりは「神代」です。
神様の時代の話から始まっています。

皆さんもご存じのことと思いますが、天照大神とスサノオの尊は姉と弟なのです。
弟のスサノオは身勝手で残忍なことを平気でするので、ご両親(イザナギとイザナミ)から根の国に行け!と言われてしまいます。仰せの通りにしますが、その前に高天原の姉の所へお別れのご挨拶に・・・となりました。
それを知ったお姉さまの天照大神は、「良い心を持ってここへ来るのか、それとも、国を奪おうとする悪い心を持って来るのか」と弟に問い正しました。
結果は悪い心は持っていないとなりました。

これが天照大神の示した一つ目の道徳です。悪気の有無です。

この後、スサノオは調子乗り御乱行となります。お姉さまは天岩戸にお隠れになり・・・。
日本書紀には「一書あるふみに曰く」と、諸説を伝えてくれています。その中に次の一説が書かれていました。
天照大神はスサノオの乱行をとがめず、心を平らかにして容したとのことです。

天照大神の弟への対応。
これは日本古来の道徳と感じ入っています。

そういえば、お天道さまは善人だけに暖かい光を照らすのではなく、悪人にも分け隔てなく照らします。お前もそういう人になりなさいと教わってきました。
この教えは天照大神のようなお心を持てるようになりなさいという教えとも受け止められます。
日本はやっぱり素晴らしい国です。


自分の学んだ道徳を生かして教材文を読む道徳が書かれています。
道徳に関心のある先生におすすめです。