【横山験也のちょっと一休み】№.3580

23日の土曜日、大宮で開催された「道徳のチカラ」の望年イベントに参加しました。こちらの年末のイベントは「忘年」ではなく、「望年」として開催されています。

セミナーの内容については詳しく書いてアップするようなことはやめてほしい旨の案内が申し込みサイトにあったので、内容については書きませんが、登壇された飯村先生と広山先生から、自分が話したことへのコメントを求められました。この二人の先生は今や時代をリードする大変力のある先生です。その立ち位置にありながらも私に一言求めるのですから、今の状態を確立するに値する姿勢の持ち主であると思った次第です。

面白いのは、コメントをした私に頭に二人の話がかなり強めに残ることです。たまたま私は出版社を経営しています。コメントしつつ「これは本になるな」というような思いも走ります。謙虚にまっすぐ学ぶ人は、相手の心にも深く残すことを自然に行っているように思いました。

懇親会で、何としたことか名刺入れが消えました。3分間スピーチの時間に、話の区切り目に名刺を配る予定にしていたのですが、それができません。でも、日ごろから二宮尊徳の1円札の束をカバンに入れているので、それを名刺代わりに皆さんに配りました。
二宮尊徳は、子どものころ「二宮金次郎」と呼ばれていました。戦前の小学校にはその金次郎の銅像がたいてい建っていました。薪を背負い、本を読みつつ歩いているあの銅像です。当時の先生が金次郎像を活用して大事な人生訓を教えていたように、私も私なりに「勤勉、努力、節約」の3つを言葉を紹介しました。
一瞬ですが、席が道徳色に染まりました。

名刺入れは、無事戻ってきました。桃崎先生に大感謝です。