【横山験也のちょっと一休み】№.3496

今日は江部満さんの御命日です。
とにかく、江部さんにはお世話になりました。明治図書で連合雑誌の編集長をされているとき、たくさんの原稿依頼を頂き、猛烈に筆を執らせていただきました。
その勢いで、本もたくさん出させていただきました。

いつしか、私も出版社を起こし、お世話になった先輩やこれから教育界を担う若者に発表の場を作れたらと思うようになり、それがさくら社となりました。

江部さんが明治図書を去られたとき、さくら社に連絡をくださり、優れた著者先生としてご紹介くださったのが学習院大学の岩崎淳先生です。江部さんとのご縁で、岩崎先生の御著書を2冊も刊行することができました。
『新しい国語科教育 基本指導の提案』
『いまを生きる論語』

岩崎先生の御著書を見ると、ふと、江部さんを思い出します。
郵便受けに「原稿御依頼」との朱のスタンプが押された茶封筒が届いているような気がします。