愛知県の早川広幸先生からも,『国語科授業の教科書』の「一押し!」を教えていただきました。

57ページです。
私は、今という私の人生で最も新しい時間とセンスを活用して改めて教
材と向き合いたいと思う。

教えていただいたところを読み返してみると,そこは一読したときより,強く光を放ってくれます。
この4行後に,次のようにあります。

全く同じ手法や発問を私は『原則的に』は用いない。
今回の勉強会のために私は何かしらの新しい発見と夢をその会場に持っていきたいと思うからだ。

気が引き締まります。
早川先生のおかげで,また,良い一時を過ごせました。
私には授業をする場がないので,このエネルギーを算数ソフトに向けて行きたいと思います。

目下,5年生の「分数と小数・整数の関係」のソフト開発をしています。
この単元の肝は,「分数を上から読むと『分子÷分母』と読むのだ」ということを学ぶ事です。
下から読むが「分数読み」ならば,上から読むのは「わり算読み」とでも話しておくと良いです。
これで,分数とわり算の関係がしっかりしてきます。
ただ,これは単なる暗記となってしまいます。それを補う理解に役立つソフトを開発しています。
そのことについては,昨日,ちょっと書きました。

野口先生のお言葉である「新しい時間とセンス」「新しい発見」などは,黒板とチョークでは理解が難しい所を,ソフト開発で新しい算数の姿を示したいという私の思いを強くしてくれています。有り難いお言葉です。