【横山験也のちょっと一休み】№.3072

アマゾンからも、本が届きました。
私の新刊、『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集2』です。
先日も、ちょっと変わったことわざ辞典が届き、喜んでいました。
本が届けば嬉しい気分になります。
それが自分の本だったら!
これまた格別の思いが湧き上がってきます。

表紙を飾っているのは「へび」です。
なかなか良いヘビ君です。

その胴体に、「5+5」と書いてあります。
先生は「読んでみましょう」と言っています。

通常は書いてある通りに「5たす5」と読みます。
ですが、算数には「読み替え」が結構あります。

前作の『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集』にも書きましたが、分数の「1/2」は、通常「2分の1」と読みます。
これを「1割る2」と読み替えると、分数とわり算のつながりがしっかり意識されます。

国語で言えば、「国」という漢字を「くに」と読んだり、「コク」と読むのと似ています。
音読み、訓読みと自在に読み替えるから力つきます。

同様に、1/2を「分数読み」したり、「わり算読み」したりすると、相応に力が付くというわけです。

だから、「5+5」には、「たし算読み」と「かけ算読み」があることを教えると、暗記に頼りがちになる九九が、少しは豊かな中身となってきます。

2年連続して算数の本を出すことができました。
めでたいことです!

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