【横山験也のちょっと一休み】№.3082

「九月念三」って、どういうことなのでしょうか。
これ、『吉田松陰全集』(山口県教育会編纂、大和書房、第七巻)の中に収められている松陰の書いた手紙の冒頭に書かれていた言葉です。
日付だとはすぐにわかるのですが、「念」ですから、意味深いものを感じます。気になり調べてみたら、日本語大辞典に、「『二十(廿)』の合音ネムが『念』の音に通じるところから」とありました。
何のこともありません。「二十」の代わりに、音が似ているからと言うことで、「念」を用いていたのです。辞書に載っているぐらいですから、多くの人が「念」を二十として用いてたことがわかります。
ということで、「九月念三」は9月23日のことでした。

たいした中身ではなかったのですが、それでも、「九月念三」という表し方を今の今まで知らなかったので、ちょっとした発見をした気持ちになっています。


ねこのイラストはゴトウマキエさんです。
この本でも、大活躍しています。


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