【横山験也のちょっと一休み】№.3482

日曜日に「いつものジョナサン」を開催しました。
山本先生、佐々木先生、城ケ崎先生と私の4人。いつものように満席でした。

今回はいつになく濃かったです。
山本先生からは国語の論述。そこには、あの芦田惠之助だけでなく、「改正教授術」も記されていて、研究の深みを感じました。
「改正教授術」というのは、明治期に出版された指導法の大改善を示した書です。当時の先生は、西洋流の教科書をどう教えていいのかよくわからずにいました。そこに登場したのが「改正教授術」で、多くの先生が手にして学んだと何かに書いてありました。
芦田惠之助はそれじゃあダメだと新しい指導法「七変化」を提案しています。そういう歴史的な流れが山本先生のレポートに記されていて、勉強になりました。
「改正教授術」は私の家にもあるので、「本物に触れ、本物を読むと良い」と言ったら、その場ですぐに日本の古本屋さんに注文を出していました。一瞬の出来事でしたが、とても良い姿を見た思いです。「事に敏にして、言に慎む」(論語、学而第一)です。
山本先生は若いですが、古典的教育文献を少しずつ積み上げているので、将来、彼の口からどんな国語教育が出てくるか、楽しみです。

佐々木先生からは、スマホを使ったクイズゲームの実演がありました。みんなでそれを実際に体験させてもらったのですが、面白いです。教師の持つ匙加減も生かされていて、クラスの子の様子を見ながら、たくさんのことを楽しめそうです。
佐々木先生は、小路先生が進める「学年・学級経営10番勝負」で講師を務めます。今月の26日です。詳しくは<こちら>をご覧ください。

城ケ崎先生からは子どもたちへの記念品の話がありました。筆を使ったものですので、修練による特殊技能です。城ケ崎先生の才能がいかんなく発揮されていて、感心させられました。
城ケ崎先生も10番勝負の講師です。4月3日です。

今回から、司会を城ケ崎先生にバトンタッチしました。司会を担うことは、さらに自分を一段高めるきっかけになるので、大いに修養を積んでほしいと願います。