【横山験也のちょっと一休み】№.3481

10日ほど前に論語指導士の資格認定試験を受けたのですが、その事務局から「合格点に達しました」と通知を頂きました。
手続きを履んで、論語指導士として認定されます。

合格でも、不合格でも、私の論語への知識に変化があるわけではありませんが、合格をすると、合格をしたという意識が、私の「論語アンテナ」を自動的に高めてくれると予想され、それを今からありがたく思っています。

せっかく合格したので、論語関連で何か企画を考えられたらと思っています。

この論語指導士ですが、論語教育普及機構が認定をしています。
代表理事は大阪大学名誉教授の加地伸行先生です。小学校教育の世界では知らない先生がほとんどと思いますが、論語研究の第一人者です。私は加地先生の『儒教とは何か』(中公新書)を読んで、世の中にはこんなすごい研究をする先生がいるのかと驚愕しました。

加地先生の本はたくさん出ていますが、私のお薦めは、『論語のこころ』(講談社学術文庫)です。論語に親しみを持って触れることができます。
そこから、さらに、論語全部を読んでみたい場合は、『論語 全訳注』(講談社学術文庫)がいいです。
さらにさらに、論語から広く儒教について、仏教とどういう関係になっているのかを詳しく知ることができる『儒教とは何か』(中公新書)もお薦めです。

合格したので、今夜は伊藤仁斎の「論語古義」をちょっと読み進めたいと思っています。伊藤仁斎というのは、江戸時代の有名な学者です。

小学校の教卓には、『教室論語』が最高です。