コンパスの使い方を見て学ぶソフトです。
3年生の「円と球」の単元で使えます。

「あ」の折れ線にコンパスを当てて,それを「い」に写し取ります。それを何回か繰り返して,最後に長さを測れば,OKとなります。

それをボタンクリックで,順序よく見ることができるようにしたのが,このソフトです。
まずは,画面の右上,先生をご覧下さい。
小さいながらも,コンパスがちょこんと乗っています。ちょっとはみ出ています。これは御愛敬です。

その先生の下にあるのが,クリックするボタンです。
これをクリックすると,1回目の作業アニメーションが始まります。
先生の手の上にあるコンパスが飛び出し,「あ」の一つ目の辺に着地。続けて「い」に移動。そうして,印が付きます。
これで一端終了です。

直ぐに,次のボタンが登場します。
2辺目のアニメーションがはじまります。
それが終了すると,最後のボタンが登場です。
最後のボタンを押すとどうなるのか。
2回,コンパスの動きを見ているので,「なんとなく予測」できます。

「なんとなく予測」はとても大事です。
それまでの2回の動きから,「何らかの規則性」を把握していることを意味します。
ですので,「3つめのボタンを押すとどうなるでしょう?」と質問したときに,「ハイッ!」と手が挙がる子は,規則性の把握がある程度できていると判断できます。
褒め言葉も使えます。
「一を聞いて十を知る」ではなく,「2を見て3を知る」などとうまい言葉で褒めることができます。
褒められれば,その気になります。いっそう,規則性に頭を使おうとしてきます。好循環が始まります。

算数の面白さの一つは,こういった規則性から生み出す「予測」にあります。

このような規則性・予測といった算数の重要な所にスポットを当てる授業が展開できるのです。
授業がより算数的になります。