【横山験也のちょっと一休み】№.2299

先の話ですが、10月6日(土)の午後、==第1回「道徳読み」のセミナーin千葉==が千葉市で開催されます。
コクチーズから申し込めます。
新感覚の道徳をちょっと勉強してみたいなと思う先生、ぜひ、御参加ください。

■LCMとGCF■
相変わらずのことですが、ルワンダの教科書を開いています。

今日開いたところには、「LCM」と「GCF」が載っていました。
この「LCM」「GCF」ですが、何度見ても何のことかわかりません。
そのような表記を全く学んできていないからです。

でも、この表記はルワンダに限らず、他の地域の算数の教科書でも見たことがあります。
かなり、ポピュラーな算数用語なのです。
でも、日本の小学校の先生は、たぶん、ほとんどわからないと思います。

・算数は世界共通。
・今はグローバル化の時代。

この2つからみても、「LCM」「GCF」が分からない日本の教育界というのは、いかがなものだろうかと思います。
ルワンダの算数の教科書を記号を頼りに読もうとしても、この単元は意味が通じないのです。実に情けなく思います。

ルワンダでも使われている次の表記は、よくわかります。
3+5=8
6×3=18
日本での表記が、世界共通・グローバル化を満たしているからです。

これを、もし、日本が独自に
3和5等8
6積3等18
とでも書いていたら、世界と同様の書き方にした方が良いのではないかと感じます。
第一に+×=の方が簡単です。

LCFは最小公倍数です。
GCFは最大公約数です。

日本の算数界は、いつまでこの漢字5文字の文字群の算数用語を使い続けるのでしょうか。

こんな風に書くと、「『最小公倍数』は意味が分かる」とおっしゃる方が出てきそうです。
それなら、「+」など使わずに「あわせる」とか「くわえる」とか日本語をそのまま式に用いればいいのです。読めば意味は分かります。
「+」や「×」も、初めて見た小学生は意味が分かりません。
先生方が粘り強く教え、子どもたちもしっかり学んで使い慣れているから、簡単に意味を理解できるようになっているのです。

算数用語を、あるところでは世界的記号を使い、あるところは日本語表記を続けていることに、ちょっと疑問を感じています。

さて、本題です。
ルワンダの教科書の「LCM」「GCF」の学習はとても数理的です。
それについて書こうと思ったのですが、前段が長くなりました。
こういうことも、あります。

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