高崎の講座に参加してきました。なかなか面白い講座でした。メインは深澤先生でしたが,間を受け持った4講座が実に良かったです。
特に良かったのは,羽鳥先生の「日本人の心」の研究です。道集からこの方面の研究者が登場することがなんとも良い感じです。3年5年と研究の歳月はかかりますが,しっかりと学ぶと,不動の軸が生まれてきます。注目していきたいです。
大田先生はいよいよ本論というところで時間でした。こういう終わり方は妙に惹かれます。なかなかやるなと思った次第です。2次会で少し前後を伺いました。骨のある話とわかり,話を聞いて良かったです。
長谷部先生は研究者タイプです。三段階論で実践を語っていました。この先,論理を高めていくと,一つの思想として形成されていきます。楽しみな方です。
神藤先生は,道集きっての勉強家です。今回は音読でした。映像を見て,その動きが多くの先生の学びの的になっていましたが,私の期待どころは特別支援のクラスを受け持つことで神藤先生が根源的な何かを見い出せるかです。期待度が高いです。
道集に新しい動きがあり,講座に参加してよかったと思いました。
不思議なもので,似たような動きが私の周辺でも起こっています。
奥田先生は,管理職の先生から「算数について、コンピュータを活用した授業を研究してほしい」と頼まれました。
佐々木先生は,教務主任の傍ら,算数少人数担当などとなり,「今年は元気算数(算数ソフト)をフルに活用して、ICT活用が学力向上にも効果があるということを証明できるように取り組んでいきたい」と決意をしています。
関田先生は「算数は,様子を見ながらですが,早くも験也先生のソフト大活躍な予感がしています」とメールをいただきました。
私自身,先月,ノートを一冊作り,算数ソフトを使っている先生から教えてもらった「嬉しい成果」の話を記録し始めました。そこへ,奥田先生,佐々木先生,関田先生からの嬉しいメールです。何か,未来へ向かっての動きが始まっているように感じています。
なんというか,これまでの算数の指導は,かなり「疲れ感」を持っています。教える先生も,教わる子ども達も,ちょっとつらいのです。
ところが,算数ソフトを使うと,「喜び感」に変わります。教える先生にはゆとりが生まれ,教わる子ども達は夢中になります。
時代の流れが算数にも及びつつあると考えてよいのではないでしょうか。