【横山験也のちょっと一休み】№.3531

この本に載っているアイディア教材で授業をしたら、「1学期の思い出の授業」のベスト3に、どの子も選んでくれました。

そういう連絡をくれた藤本浩行先生から、さらに夏のサマースクールでの嬉しい知らせが届きました。
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夏休みに入り、「サマースクール」の指導をしています。
個別の課題に取り組ませ、教師が補充学習をしています。
4年生のある子が、わり算の筆算でつまずいていたので、手順を「スイートポテト」を使って、指導しました。
A4紙一枚を横置きにして、二つ折りにして片面に「スイートポテト」と書いておきます。
わり算の手順を教えた後に、裏返して、名前をつけられた理由を説明すると、大爆笑でした。

わり算の手順を、このように端的に表した言葉を見つけた横山先生は、すごいです。
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太字は私が付けましたが、わり算のひっ算で躓いていた子がいたら、「何とかしたい」と思うのが教師です。
でも、実際にその子への指導ができたとしても、「立てる→掛ける→引く→おろす」のちょっと長い手順に、子どもの方が参ってしまいます。

それが目に見えている藤本先生。
あのわり算のひっ算が楽しくなる「スイートポテト」を投入しました!

藤本先生は、普段から明るくにこにこされている先生です。そのにこやかな雰囲気の中、「スイートポテト」が出てきます。きっと、わり算に課題のあった子は、「藤本先生、わり算って、おもしろい!」と声に出したでしょうね。
そうして、家に帰って、小さな紙に「スイートポテト」と書いて、おうちの人にも話したでしょうね。

目頭の熱くなるメールをいただいて、算数のアイディア教材研究をもっともっと続けなければと思いました。

スイートポテトは、こちらの本に載っています。