驚くような結果が出ています。
2年生のかけ算九九で算数ソフトを使った渥美先生。
九九の単元テスト3枚がどれもこれも平均点が95点前後でした。
それから,残りの単元の授業を進め(算数ソフトも使いつつ),まとめの勉強を終えて,まとめのテストを行いました。
そうしたら,平均点が99.14点! (詳細はコチラを!)

どうして,このような素晴らしい成果が出たのでしょう。
渥美先生は次のように記しています。
---
子供達なりの理解を十分させた上で,定義や練習問題を行うのである。
暗記や訓練重視の学習ではなく,算数そのものの理解を重視した授業になったのだと実感する。
だからこそ,3ヶ月も経った後に行ったテストで,前回以上の結果が出たのであろう。 
---
まとめのテストまでの3ヶ月間,記憶が落ちないのです。
理解を重視した授業を行うと,記憶がアップ(充実)するのです。
これは,非常に画期的なことです。

30年ほど前でしょうか。確か東京書籍の算数の本だったと思います。
九九の記憶の残り方がデータと共に載っていました。
単純暗記に力を入れたクラスの九九は,時と共に忘れやすい。
しかし,理解をともった九九の学習をしたクラスは忘れにくい。

渥美学級は,「忘れにくい」と言うレベルでなく,記憶が安定し,九九がしっかり身についた感じです。
「量(図」と「数」を大量に見ることが,記憶の安定,記憶の定着につながるのです。

大脳生理学はよく分かりませんが,右脳・左脳 を同時使って考えているのも,記憶を良くするために一役を買っているのだと思います。

新学期が始まりました。
先生の算数の指導に,算数ソフトを加えてみてください。
算数資料室から教具を教室に持ち込むような感覚で,授業の道具として使ってみてください。
そこに,新しい,わかりやすい,子ども達が熱中する算数が展開されます。