【横山験也のちょっと一休み】№.3164

昨日の土曜日。
明石要一先生のSG会でした。
コロナ禍なので、zoomでの開催です。

SG会は歴史が長いので、参加している先生も半数は学校の管理職の先生です。
私は学校での管理職の経験が無いのですが、レポートを見る限り、大変な職業だと痛感します。
その大変さがあっても、それを乗り越えて、にこやかに提案しています。
人間の大きさを感じます。

明石先生から、「とんがっている人の教育」が話題として出ました。
私もとんがっている部類の属するらしいのですが、周囲を見ると、私ぐらいでは、トンガリというより小さな突起がちょっとあるかもしれないという程度です。

とんがりと言えば、昔から「金平糖の話」があります。
とんがりがたくさんある金平糖ですが、そういう人を育てる時に、とんがりをへし折るタイプと、凹みを埋めるタイプがあります。
どちらも、丸くさせようとしているのですが、最終的に丸の大きさが違ってきます。
凹みを埋めるようにすると丸が大きくなり、しかもとんがりは自然と伸びていくので、気が付くと一回り大きな金平糖になるそうです。

今思っても、こういう話はいい話だなと思います。
しかしながら、実際の自分の人生を振り返ると、大人になって勤めるようになってからは、へし折るほど接近してくる人はいませんし、埋めようとしてくれるほどの親切な人もありません。
そう思うと、金平糖の話は、学校という場で先生が児童生徒にいろいろな導きをする場での話なのだろうと思います。
お稽古事の場などもそうですが、師弟関係の世界で納得感が高まる話と思えます。

SG会の管理職の先生方のレポートには同僚の先生を育てる話も出てきますが、たいていは凹みを埋めるタイプです。
大人になっても接近して、目に余る凹みを何とかしようと取り組んでいます。つくづく人間の出来が違うなぁと思う次第です。

来月のSG会は10月16日(土)です。

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