十返舎一九の『東海道中膝栗毛』を読んでいます。岩波文庫で上下巻として発売されていますが,読み終わったのは上巻です。
  会話文が非常に多く出てくるので,当時の言い回しを知ることができ,私には実に面白い本となっています。
  
  大名行列と出会ったときの様子では,先払いの者が「したアに したアに」といった後,続けざまに「かぶりものをとりませふぞ」と言っています。
  こういうのは,時代劇では出てこないことなので,当時の本を読んで初めてわかることです。
  この様子に近い画像が明治初期の本に出ていたことを思い出しました。近いうちに,アップしたいと思います。

  下巻は来年読もうと思っています。