2021年08月03日(火)22:00:07

文字絵の3つめ

【横山験也のちょっと一休み】№.3132

「へのへの もへじ」
「つるさんは まるまるむし」

子どもの頃、何度も書いて楽しんでいました。
こういう文字で顔のように見せる絵を『江戸のまんが』では、「文字絵」と称しています。

記憶にある文字絵は上の2つですが、もう一つ、何かあったような気もしますが、全く思い出せません。

『江戸のまんが』の17ページに江戸時代の文字絵の例が掲載されています。
そこに、下の文字絵も載っていました。

これを子どもの頃に書いた記憶はありません。
『江戸のまんが』で初めて知った文字絵です。

「つつじの き」と書きます。
今風に書くと、「ツツジの木」です。

「へのへの」や「つるさん」より、断然、質が高いです。
顔とは関係のない意味を持つ言葉になっているからです。

「ツツジの木、書けるかな?」と子どもたちに話しかけて、うまく書けない子どもたちを横目に、文字絵を書いて見せるなんて言うのも、楽しい時間づくりになります。

「き」の字の4画目をあごにしているのも良いですね。あごとして用いられるのは、「し」だけではないと、知らされます。
「き」がOKなら、「さ」もいけます。「こ」もいけます。うまく持って行けば、「て」も。
末尾の文字が広がれば、新しい文字絵も考えやすくなりますね。

文字絵は載っていませんが、算数の授業が楽しくなるアイディアが下の2冊の本に、たくさん紹介されています。

学習ゲーム,
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