宇佐美寛先生の連載があるので,この1年,『現代教育科学』を読んでいました。
秋頃からでしょうか,休刊・廃刊という噂が届き初め,いよいよこの3月号でおしまいになりました。

その3月号の宇佐美先生の御論文。これが実に良いです。
男女混合名簿が,一つの事例として載っています。
これが明快です。

相撲は強い力士が後から登場します。
落語は上手な話し家が後から登場します。
こういう例をたくさん示されたら,名簿も後に載った方が良いような気がしてきます。

相撲や落語は,お客様を喜ばせるために,強い人,うまい人を後に配置しています。
目的があり,その目的を達成するための配置です。

名簿にも何らかの目的があります。
その目的を達成するために,男女別が良いのか,男女混合が良いのか,選ばれるところです。

この3月号,最後の号ですので,江部満元編集長が寄稿しています。
編集長としての気構えが強く伝わってきました。
GHQにいたことも,驚きながら読みました。

江部さんの所を読み終えたら,電話がかかってきました。
なんと,江部さん御本人からでした。
インフルエンザも治られたようで,よかったです。
暖かくなったら,また,一献傾けることになりました。