【横山験也のちょっと一休み】№.2213

■第1回目の道徳■
新年度がスタートし、授業も始まります。
今年度は、道徳が教科になった初めての年です。
その第1回目の道徳の授業というのは、ある意味、記念になるような授業とも思えてきます。

私は教壇に立つ身ではありませんが、その記念すべき第1回目の授業では、『道徳読み』に載っている話をしたいですね。

1、p113の「道徳科ってどんな勉強?」
黒板に、大きく「道徳」と書きます。
それから、子ども達に尋ねます。
「道徳って何の勉強をする時間ですか?」

子ども達から、あれこれ声があがります。
その後、先生が「道徳」の講釈をします。
この話がとても知的です。

『道徳読み』をお持ちの先生、まずは、これを授業されてはいかがでしょう。

2、p10の「心は自分から」
道徳では、粗っぽいですが、人を「頭」「体」「心」の3つに分けて考えます。
その中の「頭」「体」は似ているところがありますが、「心」はどうにもこの2つとは異なる性質を持っています。
それを図を使って話しておくと、道徳の授業に対する子ども達の心構えも変わってきます。

国語や算数のようにはいかないのが道徳です。
それを、学ぶ子供たちにわかってもらえれば、道徳はとても学びやすくなります。

3、p11の「第二の天性を豊かにする」

4、p12の「他人には優しく。自分には?」

1回目の授業で、このような話ができたらいいですね。
子ども達は今までの道徳とは違って、「これは面白そうだ。」「これは勉強になる。」などと、道徳の時間を楽しみにするようになります。
そこに、教科書を使う「道徳読み」の授業が始まります。
自分で道徳を見つけるのですから、これは面白いです。

初めての教科になった道徳が、実にいい感じで進みますね。

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