【横山験也のちょっと一休み】№.2692

■ SG会のレポートにナッジ理論 ■

土曜日はSG会がありました。
新しい参加者が3名もいて、先生方の集まりというより、異業種交流会に近いSG会になりつつあります。
人数が増えればレポートも多くなり、なんだかんだと盛り上がりました。

今回、珍しい現象がありました。
ナッジ理論について記した人が2人いました。
気になり、ネットで調べてみました。

ナッジ理論」とは、2017年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者のリチャード・セイラー博士と、ハーバード大学のキャス・サンスティーン教授が、2008年に提唱した概念です。

ナッジ(nudge)は、“ひじで軽く突いて注意を促す”ことを意味します。

強い立場にある人が、弱い立場にある人を強制的に導こうとする思想を「パターナリズム」といい、個人の自由を尊重し、自主性に委ねる思想を「リバタリアニズム」といいますが、「ナッジ理論」はこの2つを融合させたものなのだとか。           引用元(こちら

これは、小学校の先生はかなり得意なのではないかと思います。
しなければならない勉強を、子ども達が自分から進んではじめるように促すことと同じだからです。
ちょうど、今、文部科学省がSociety 5.0に向けた学校ver.3.0を推進していますが、この中に示されている「勉強→学習→学び」への変容も、ナッジ理論に通じます。

自分の実践を振り返っても、算数の授業に学習ゲームを加えたり、手作り教具を登場させたり、極め付きは、算数ソフトを作りこんだりするのも、子ども達が自分からどんどん勉強したくなる状態を生み出すためです。

例えば、下の算数ソフト『夢中で算数』(3月発売予定)の画面を見てください。

展開図の上に、赤い丸が3つあります。
そこをマウスでドラッグすると、展開図のサイズが伸縮します。
子ども達が自分で操作して、サイズを変更できます。
動かせるとわかると、子ども達もやってみたくなります。
「先生、やりたい」と声も出てきます。
ですので、算数ソフト『夢中で算数』には、ナッジ理論が横たわっていると言えます。

動かしたら、子どもの意識はどうなるでしょう。
どんな変化が起こるかが気になります。
気になれば、変化を見ようとします。
見ていると、式の持つ規則性(きまり)など、何かに「アハ!」と気づきます。

自分でやって、自分で気づく!
納得感がとても大きくなります。
また、次もやりたくなり、それが連続していくと、確かな学力へとつながっていきます。

こう考えると、ナッジ理論の生まれる前から、やる気を起こすように工夫をすることを自然体として行っている小学校の先生は、見習うべき手本と見えて来ます。

さて、子ども達のやる気をグッと引き出し、どんどん算数をやりたくなる算数ソフト『夢中で算数』は3月に新発売になります。
完全クラウド版ですので、知らない間に内容が少しずつグレードアップしていきます。
新指導要領にも対応しています。
来年(2020年)の春、『夢中で算数』に御注目ください。

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