【横山験也のちょっと一休み】№.3416

プログラミングをしていたころ、「true」とか「false」と打ち込んで動きを作っていました。

このtrue、falseが『数学的に考える』に出てきます。
真理表を完成させる学習が盛り込まれているからです。

「真理表」という言葉に戸惑いますが、ゆっくり読んでいくとよくわかり、こういう場合は「真(true)」となり、これでは「偽(fale)」とわかり、それを2次元表にしていきます。

その学習のはじまりが「かつ」「または」でしたので、この辺りは楽に通過しました。
ところが、「ならば」になってどうにも腑に落ちない真偽がありました。
この「ならば」は記号で書くと「⇒」となります。
キーボードで「ならば」と打つと「⇒」と変換されるので、数学記号は大したものだと変なところに感心しました。

「A⇒B」というのがあった場合、
Aが真でBも真なら、「A⇒B」は真になります。
これは分かるのですが、
Aが偽でBが真なら、「A⇒B」は真になるのか偽になるのか、どちらなのかと考えたのですが、どう考えても、これは偽だろうと思えるのですが、なぜか真なのです。

そこが良くわかない場合は、そこまでのことを4回読み返すように『数学的に考える』には書いてあります。
この「繰り返し読む」というのは、実に素晴らしい学習方法で解説がしっかり書かれているものならば、そうあるべきと納得していたので、私は読み返すことにしました。
しかし、それでもよくわかりません。
その原因は、事例が1つしか載っていないところにあります。少なくとも3事例示すぐらいの親切さは欲しいと思いましたが、今はネットで調べられます。調べて別の事例を読んでみましたが、やはり今一つよくわかりませんでした。

そこでちょっと考えて、⇒は一方通行と聞いた覚えがあり、3+4=7も等号が使われていますが、実は3+4⇒7という一方通行になっていること思い出し、そこから考えたら、Aが偽でBが真の場合は真と理解が進むようになりました。
が、ちょっと不安です。果たして私のこの理解でよいのかどうか。そこを考えると、どうも本に書いてあることから事例がずれいてるように思えてきます。
でも、これ以上はどうにもなりませんので、今の所ここで及第としてくことにしました。

どこまで読み進められるかわかりませんが、面白い本です。

こちらは私の書いた算数の本です。
数学的な考えとはちょっと遠い存在ですが、どうわからせるかについては良い線いっています。