群馬の塚田直樹先生の論文が2本、『道徳教育』誌(明治図書)11月号に載っています。
「教具の工夫」と「書く内容の工夫」です。

「書く内容の工夫」の後半は、「道徳読み」についての論述になっています。
そこに、「読字や書字に困難がある子でも、学習が成立する優れた指導法ではないだろうか。」と記されています。
学習に困難のある子でも取り組める道徳。
実に、嬉しい内容です。
詳しくは、『道徳教育』の11月号をお読み下さい。
--
論文を読んで、塚田先生とメールを交換しました。
その中に、とても重要な内容がありましたので、転載します。

特別支援学級に在籍している子も、「どこに『道徳』がある?」
という言葉がすっと反応してくれたので、自分自身がすごく
楽しく授業でき、拙稿を認めさせて戴いた次第です。
逆にこの言葉の意味理解ができていないうちは、
資料を読みメタ認知をしていく「道徳」の授業は
その子にとってはまだ早い段階という指導の仮説を
立てることもできるかと思いました。

この内容はとても大切なことを示唆しています。
道徳を1時間の授業としてとらえるだけでなく、
回を重ねての連続性ある学習としてとらえる必要を伝えています。

1、道徳としてのメタ認知ができる。
2、そのメタ認知力を高める。

道徳の一つの力のつけ方として、これらの学習に、「道徳読み」の「道徳さがし」が役立ちます。
塚田先生の論文もそうですが、メールでのやり取りからも勉強になりました。
ありがとうございました。

関連記事: