「算数・数学を好きにする会」のMLで,ホットな話題として出ているのが,面積の求め方を考えるソフトです。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』5年の5巻に収録されているソフトです。
「はさみ」機能を使って,平行四辺形を切り,ドラッグして移動。
これが簡単にできます。図形を最大16分割までできます。
ですので,子ども達の考えた方法で切り取って,動かして・・・とできます。
MLでホットな話題になったのは,画面の一番下にある「再現ボタン」です。
これを使うと,操作したことを再現してくれます。
ですので,「太郎君にやってもらったのをもう一度見てみましょう!」 と,全員で確認することができます。
この「再現ボタン」付きのソフト,平行四辺形の他に,三角形・菱形・台形・いろいろな形と揃っています。これだけ,入っていれば,理解の学習もしっかりできますね。
この「再現ボタン」について,MLで次のように話されました。
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藤本先生
授業後、「あの再現ボタンは、すばらしいです。子どもの考えを生かすことができます」と絶賛されました。どうしても、パワーポイントでは、教師が作ったものを流すになってしまいますが、子どもが見つけた台形の面積の求め方を、値打ちづけることができます。
私も、違う視点で、この「再現ボタンの効果」を再認識しました。
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工藤先生
再現ボタン、すごいですよね。
表示された図形を切ったり、動かしたりするだけでもすごいのに、再現までできてしまうので、校内研の現職教育で先生方に見せたときに、ずいぶんと感動されていた事を思い出しました。
実際の授業では、何度か繰り返すことで、発表した子の思考がぼやっとしていた子にも伝わり、再確認することでいやというほど、記憶に残ってしまう(確かに分かる)ということにつながり、理解度が抜群にあがったという記憶があります。
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藤本先生も工藤先生も,算数ソフトの使い方をどんどん研究しています。
授業力は,「教師の腕」と「優れた道具」で決まります。