【横山験也のちょっと一休み】№.3337

貴志先生の『吾妻鏡』。
いよいよ第2巻も終わろうとする394ページ。
大ホームラン記事が載っていました!!

「無双の算術者」が出てきたのです。
武将の話が続く『吾妻鏡』ですので、「算術」という言葉が出てくるだけで、びっくりします。
それが、ただの算術ではなく、算術のできる人物としての「算術者」と出ていて、しかも「無双」です。
当代随一の算術者が登場していました。

その人物の名前は「大輔房源性(だいゆうぼう げんせい)」です。
人の名前らしからぬ名前ですが、この人物は重要です。
先を読むと、源性が算術の力比べをした記事が載っています。
その話、なんと、昔読んだ算術の古本に載っていた話でした。
力量が高くても慢心してはいけないという、道徳の話につながっていたので、印象的でした。
その出典が『吾妻鏡』とわかり、思わぬ巡りあわせに、大満足でした。

いよいよ明日からは第3巻です。

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