【横山験也のちょっと一休み】№.2195

■「道徳読み学習会」で「道徳とは」■
土曜日に、東京の調布で第2回目になる「道徳読み学習会」が開催されました。
移動中の電車で途中から雪となり、調布駅に着くと、迎えに来てくれた嘉手川先生が「朝から雪でした」と教えてくれました。
足元の悪い中ですが、皆さん集まってくださり、熱気に包まれた学習会になりました。
ありがとうございました。

第1講座は「道徳そもそも論」です。
道徳の基本的な考え方についての話です。

最初に話したのは、「道徳って、なあに?」などと、子どもに質問されたら、どう答えるか、ということです。

この話を終えたら、「新学期の道徳の1回目の授業で話したい」「保護者会で話したい」という気持ちになった先生が多数おられ、前向きな先生は違うなと思った次第です。

私が話したのは、下の4つです。

1、レ点をつける
2、訓読みをする
3、漢字の部品を説明する
4、異体字を示す

どれも、「道徳」という漢字から説明をしています。
分かりやすいです。

道徳の定義が時折本に記されていることがあります。
それを読んで、その時はわかった気持ちになるのですが、本を閉じるとその定義をすらすらとは言えません。
暗記しづらいからです。

そんな経験もあり、今は漢字に着目して説明をするようにしています。
漢字は歴史があるので、私のつたない説明でも自然とそこに重みを与えてくれます。
教わった方も、なんだか賢くなったような気がします。これも漢字の力です。
そのうえ、簡単なので他の人にも語りたくなります。

重みがあって、連鎖が始まる。
いい感じだとは思いませんか。

『道徳読み』の本を10冊持っていったのですが、完売しました。
さらに、2冊の追加注文がありました。
「道徳読み学習会」に参加された先生の熱。
素晴らしいですね。

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