【横山験也のちょっと一休み】№.2841

zoom技法研に参加しました。今回は「国語」です。

模擬授業風の提案が2つあり、どちらも説明文でした。
前回の国語の時も説明文で、今回も説明文で、私の好きなジャンルが続き、大いに頭が元気になりました。

説明文の授業には、「道徳読み」のような、「説明文の読み」があり、それの話をしたところ、結構、評判が良かったです。
最後の一言感想で、4,5人に1人ぐらいの割合で、説明文の読み方がよかったと言ってくれました。
とくに、男性の村井先生が小学校低学年の時、説明文の授業が嫌で・・・、「説明文の読み」をやってみたいと語ってくれたことが印象的でした。

『道徳読み』の中に、「道徳さがし」「道徳見つけ」が出てきます。
これと考え方が似ています。
道徳だから、道徳を見付けるように読みます。
説明文だから、どう読んだらいいのか。
そこを考えると、ハタとわかってきます。

ただ、説明文の授業は「説明文の読み」だけではすみません。
もうひとつ、文章の構成や文法などが大切な学びとなります。
これも、ストレートに教えるのではなく、作者の頭の働き経由で教えていくと、流れが円滑になります。

今回、個人的にとてもいい勉強になったのは、「見立てる」(野口廣)の作品です。
初めて、「要旨」ということの意味を深く理解することができました。
zoom技法研に参加していなかったら、この感動は一生無かったと思います。本当にラッキーです!

また、「見立てる」で提案してくれた下大澤先生が、「初め」と「終わり」だけも意味が通じるのでは・・・というような考えを話してくれました。
予習をしている時、印刷した紙をそのように折って、「おお、懐かしの解読学!」とたわむれていたので、下大澤先生はセンスがいいかも!と思いました。
そこへの野口先生のコメントもあり、実に勉強になりました。

国語の説明文を私があれこれと書くことは、もう無いのだろうと思っていただけに、今回の技法研のおかげで、まだ少しはいけるかも・・・と思いました。

そうそう、技法研の若い先生は、一度、栃木の山中伸之先生から「素材研究、教材研究、指導法研究」を学んでおいた方がよいなと思いました。
zoom流し素麺があるようですので、その時に、別室で2時間ほどミッチリ教えてもらうと、グイッと成長するように思います。
山中先生は、その道の名人です。
山中先生のメルマガも勉強になります。<こちら>です。

zoom技法研は、小路先生が細かい所まで手配してくださっています。
感謝感激です! ありがとうございます!

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