【横山験也のちょっと一休み】№.2933

明日の夕方、木更津技法研の国語例会が開催されます。
松尾先生と植田先生の国語実線が提案される予定となっています。
その資料がアップされているかも、と思い、サイトを見に行ったら、松尾先生の俳句の授業実践が上がっていました。
対象となった俳句は「目には青葉 山郭公 初鰹」(山口素堂)です。


松尾先生はメルマガ(「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術)を発行しています。内容の濃い論述が毎日届きます。
夏の暑い時期、この俳句で授業をした実践記録がアップされていました。
なかなか方向性のいいことが書いてあったのを覚えています。
(松尾先生のメルマガをちょっと読んでみたい先生は、<こちら>からどうぞ)

それが今回の提案にもなっていて、さらに内容を濃くしてアップされていました。
明日、松尾先生がどんな話をされるのか、楽しみです。
松尾先生は千葉大付属小学校の凄腕先生です。

技法研として扱う俳句なので、私も自分なりに鑑賞をしてみました。
まずは、思いつくことを書くところから始まります。
書いていると新しい気づきや発見があり、また、自分では解決できない疑問が浮かんできます。
・なんで、やたらと漢字が多いのか?
・ホトトギスと読ませているけど、「郭公」は「カッコー」だろう?
・カツオになんで「堅い」の漢字が使われているのか?
・俳句を作りたいと心を動かしたのは「初鰹」なのだが、なぜ、それほどまでに感動したのか?
等々と、つらつらと感じてきます。
自分の感覚で「こうじゃないか」と思えるところは、それを膨らませつつ、調べたいところは素直に本や辞書で調べて行きます。
そうすることで、自分なりのいい鑑賞に仕上がっていきます。

今回は、『江戸語辞典』がヒットしました。良い内容が書いてあり、調べてよかったと俳句にならない感動をしました。

インターネットで俳句そのものも調べてみました。
ここでも知らないことがわかります。ありがたいです。

あした、技法研の皆さんのお話を伺いながら、自分の鑑賞をさらに豊かにしていきたいと思います。

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