『教師の文章』宇佐美寛著、さくら社。

【横山験也のちょっと一休み】№.2083

◆『教師の文章』93位です!◆
大変、驚いています。
先週の土曜日からずっと驚いています。
宇佐美寛先生の『教師の文章』、アマゾンですごい順位になっています。
ただただ、驚くばかりです。
応援をしてくださる皆様のおかげです。
感謝しています。

◆5分間視写◆
今日も、宇佐美寛先生の『教師の文章を』すこし視写しました。

独りで落ちついて考えれば対米戦争に勝てるはずがないと思い得るのに、「アメリカ陸軍は、インディアンと戦ったくらいの経験しかない。しかも、女といちゃついてばかりの連中で闘志も無い。」などという駐在武官として滞米経験の長い軍人の言に影響される。(p24)

視写はカタツムリのような速度感で読むので、一つ一つ、味わうように読むことができます。そこに、新たな感動が生じます。

独りで落ち着いて考えるのだ。
すると、「思い得る」という状態がやってくる。

こういう思いになり、自然と力が湧いてきました。

◆『レ・ミゼラブル』は道徳◆
思うところがあり、『レ・ミゼラブル』(岩波文庫・4巻)を購入して、その1巻を読んでいます。
本好きの人は学生の頃に読んでいたと思いますが、私は今からです。

まだ1巻の1/4にも及ばないのですが、その道徳記述が素晴らしいです。
よくここまで書けるものだと感動しています。
感動するので先をさらに読みたくなり、また、感動し・・・。
まあ、こういうのをハマルといういうのでしょうね。

でも、道徳に関心が無かったら、あまり面白みが無いように思えます。
こう思うと、世界の名作を読んできた人や読んでいる人は、もしかしたら、基本的に、道徳に関心のある人であり、道徳人なのかもしれないと、感じてきます。
道徳と名作には強いつながりがあるのでしょうね。

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