【横山験也のちょっと一休み】№.3075

明日、明後日はGWの谷間。
ちょっと、子どもたちの気のゆるみが見えたら、これを見せるのは、いかがでしょう。
横長の紙に「ま」と「す」を書きます。ネコは描かなくても大丈夫です。
縦長でも問題ありません。

これをどう読むか。
それを子どもたちに考えてもらいます。

子どもたちは、すぐに、「ます」とか、「ま~~す」と読んできますが、その程度の話ではありません。

どう読むか?を楽しんだら、答えとなります。
「ま」と「す」が離れているので、「離れます」とか「離れま~~す」と読みます。

密の防止につながっていると、子どもたちが了解したら、類例を考えてもらうのも楽しいです。

「下   さい」と書いて、「離れて下さい」と読ませるのも良いです。

「ちょう   だい」なら、「離れてちょうだい」となります。

そうして、最後に先生から一番難しい、ちょっと高級な作品を、少々もったいぶって見せます。

愉快系の通な先生には、スコンとわかります。
「紅」は「あか」「べに」とも読みますが、「くれない」とも読みます。
「くれない」が「離れている」ので、「離れてくれない」となります。

こんなことを楽しんで、子どもの作品にナイスなのがあったら、それも含めて、イエローカードの代わりに使ったり、廊下に貼って、他のクラスにはわからない秘密の掲示物にするのも楽しいです。
何より、改めて密防止を心に留めてくれたら、うれしいですね。

なお、深読みする子が「ま  す」を見て、「先生、くっついたらますになるんだから、くっつきますじゃないですか」と言ってきたら、「今はそういう時代じゃない。そういう時代がもうすぐ来るから、その時、発表しましょう」と楽しむこともできます。

★イラストのネコちゃんは、ゴトウマキエさんの作品です。算数のこの2冊で大活躍しています。私の大好きなネコです。


関連記事: