【横山験也のちょっと一休み】№.2873

日本経済新聞の夕刊に、私のコメントが載りました。
7月3日(金)の夕刊、「くらしスクープ」欄です。
テーマは、「おじぎは互いを敬う証し」です。


コロナの広がりで、今、世界的に日本のお辞儀が注目されていて、「ojigi」として広まっているそうです。
そのお辞儀のルーツをたどったときに、明治時代に修身の授業の一環として「作法」が取り入れられた経緯があり、そこについて私が少し知っていたので、お話をしました。

小学校の先生をしていれば、お辞儀、椅子の座り方、物の渡し方、証書の受け方・・・それなりにそもそもどうだったのかが気になります。
その小学校作法の原点と私は出合ったので、そこから私の調べが進みました。

学校作法の追究で、つい最近、面白いことに気づきました。
神社に詣でたとき、「二拝二拍手一拝」が基本形として示されています。
これが、昭和16年に出た礼法では、「二拝二拍手」または「二拝二拍手一拝」となっています。
関連書籍を見たら、校正ミスがあり、それも一つの原因となって今の基本形に落ち着いたように思えています。
学校作法も奥が深いです。

古式ゆかしい作法も良いですし、新しい学校へ向けての研究も大切です。
この本、いいですね!


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