【横山験也のちょっと一休み】№.3446

大晦日ですね。
今年は年頭から忙しく、特に後半はさらに忙しさが増し、毎日がとても充実していました。
その分、本を読む時間が少なくなり、少し絞って読むようになりました。
絞るというほど読んでいないので、特に好きなジャンルの本を読んでいたということです。

一つは古典、もう一つは算数数学の本です。
古典を読むと自分自身が充実してくるので、とても面白く感じます。今は『雲萍雑志』が面白く、ゆっくりと読みなおしています。
これと対極的な感じで、算数数学はかなり変わった面白さを感じています。できの悪い頭がぐんぐんと利口になっていく気分になります。まさに、「馬鹿も利口になる」という感じです。

今読んでいる算数数学系の本は『数学:パターンの科学』(キース・デブリン著、日経サイエンス社)です。半分ぐらいまで読み進んでいるのですが、すでに書かれている数式がよくわからなくなっています。それでも面白いです。これまでの算数数学を見る視点が、この本によってグイっと豊かなになってきています。この感覚の向上は、うまくすると別の算数数学書を読んだときにも楽しさを大きくしてくれそうな気がしています。こういうのを良書というのだろうと思いつつ、読んでいます。

明日から新しい年がやってきますが、どんな年になっていくのでしょうね。楽しみがいっぱいです。
1年間、ご愛読、ありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください。

私の書いた算数の本と言えば、「夢中で算数」のシリーズですね。
2023年の春に出る予定ので、第3集には「1だらけかけ算」という一風変わった指導が載っています。これをいいタイミングで子ども達に伝えると、なるほど感が急速アップします。
「神が降臨するひき算」も3巻に載せているので、こちらも楽しめます!


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