【横山験也のちょっと一休み】№.2222

■「道徳読み」で道徳の授業が始まりました!(2)■
フェイスブックの「道徳読みを研究する会」に鬼澤先生が参加しています。
「道徳読み学習会」を2回連続して主催してくれた、あの鬼澤先生です。
今年は2年生の担任。
第1回目の道徳を「道徳読み」で行い、その様子をアップしてくれました。

子供たちにとっては初めての「道徳読み」です。
鬼澤先生は、まず、「道徳見つけ」の指導されました。
オッと思ったのは、道徳見つけを3つに分けて指導したことです。

1、手本を見せる
2、良い道徳をみつける
3、悪い道徳を見付ける

このように小分けにして、子ども達の指導に当たるところ、実に素晴らしいです。
特に、手本を示すのは大切です。
「事は予めすれば、すなわち立つ」(『中庸』)
と、昔から言われるように、前もってそれなりの手立てを打っておくと、その後がきちんと続きます。
まず手本を見せるというのは、まさに、そういう歩みで、とても理にかなった良い指導です。
「事前学習法」ですね。

その後、良い道徳に集中し、それから悪い道徳へ。

こうして、一つ一つの手順が開発されてくると、後から「道徳読み」を実践する先生が、短時間で質の高い指導ができるようになります。
ありがたいことです。

「道徳読み」の「道徳見つけ」。
これは、教材文の中に秘められている道徳を、子ども達が見つけようとしていく、取り組みです。
見つけた道徳は、単なる発見ではなく、それがそのまま自分にも返ってきます。
見付ければ見つける程、「自分自身の道徳はどうなの?!」と問われてきます。
次第に、内的成長が始まります。

それを子ども達が真剣に、集中して行うようになります。
まさに、主体的に行います。
そういう授業が「道徳読み(道徳見つけ)」です。

詳しくは、『道徳読み』をご覧ください。

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