【横山験也のちょっと一休み】№.2243

■キニヤルワンダ語のネット辞書■
将来を夢見つつ、ルワンダの算数の教科書を開いています。
1年生、2年生の教科書は、母国語の「キニヤルワンダ語」で書かれています。

算数は世界共通ですから、言葉が少々読めなくても、問題を解くことができます。
日本でも次のような問題は、問題文を読まずに取り組み始めます。
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次の計算をしましょう。
①3×5=
②2×8=
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こういう問題でしたら、問題文が読めなくても、何が出題されているのかわかります。

しかし、次のような問題は実に厳しいです。

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Hera ku mubare moto uheruke umunini
a.  52,  36,  71,  14,  28
b.  45,  82,  97,  30,  63
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あれこれと問題の予想をすることはできても、決定することができません。

それでも、この手の問題は、うまくすれば意味が分かることがあります。
同様の問題が初めて出てきたところを見つければ良いのです。
そこには、たいていの場合、例題が出ているからです。

小さい順に並べ替えましょう、というような意味だとわかりました。

このレベルを超えると、もう手が出ません。
全くわからなくなります。

ところが、ところが。
先日、会った浅野氏がキニヤルワンダ語を英語に翻訳するネット辞書の存在を教えてくれました。
さすが、国際人です。

そのネット辞書を見てみました。
さすが、世界の英語ですね。
Google翻訳に出てこない言語でも、単語を確認する辞書レベルならそろっているのです。
世界は広いですね。

URLを教えていただいたので、早速、単語を英語にし、その英語を日本語に翻訳してみました。
なんと、全く意味不明だった見開き2ページの概要がつかめました。
すごい時代になったものだと、つくづく思いました。

こういう時代です。
夢も描きようで実現するように思えています。
産業が大きく変わろうとする、その序章が今の時代です。
やればできる時代です。
私は算数の歴史を一ページをめくりたいと思っています。

「トランスフォーム・アフリカ・サミット2018」は、いよいよ来週の火曜水曜です。
長沼氏、浅野氏が各国の要人に話してくれます。
将来につながる話になればと願っています。

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