【横山験也のちょっと一休み】№.3435

ルワンダコーヒーのセミナーがあったので、今日は午後からズームで視聴していました。
その情報をくれたのが、JICAルワンダ事務所の牧田さんでしたので、安心できるセミナーと思い、リンク先を開いてどんなセミナーなのか見てみました。

正式名称は「ルワンダ:平和と奇跡の発展 セミナー(ルワンダ・日本友好関係60周年企画)」です。

プログラムも載っていたのですが、これが素晴らしい。

「ルワンダの歴史と平和に向けた歩み」室谷龍太郎氏

この1行で外せないと思いました。この室谷氏は元JICAルワンダの室長をされていた方です。案件化調査の事前調査でルワンダに渡航したときに初めてお会いしたのですが、まさに紳士とは室谷氏のことを言うのだろうと思うほどの人でした。
室谷氏の語るテーマも魅力的です。何度かルワンダに渡航していますがその歴史についてはよくわかっていません。期待値が大となりました。

また、「ルワンダコーヒーの可能性」として川島良彰氏の話も予定されていました。こちらはコーヒーで実際に尽力されている方で、ルワンダに行ったときにもお名前を耳にしていました。

そうして、今日、たっぷりお話を伺うことができました。
室谷氏が示してくれたルワンダの歴史年表。それを見ながらの解説に、植民地時代の不遇を感じましたが、それを跳ね返すように新しいルワンダの国づくりがすすんでいて、勇気を頂きました。
川島氏の話は一朝一夕にはいかない中の努力の大切さがひしひしと伝わり、自分も一つ一つを着実に進めていけるよう気持ちを高めることができました。

ルワンダでのコーヒーと言えば、長沼社長に案内されて入ったテラス付きの喫茶店を思い出します。コーヒー代の中には女性の社会進出を応援する寄付金も含まれているとのことで、コーヒーを頂きながらちょっと社会貢献できるナイスなお店です。
一風変わっているのはコーヒーカップの下にある木製の受け皿です。丸い輪が板に張り付いています。でっぱりもあり、一見、アルファベットの「Q」のようにも見えますが、なぜ輪っかが付いているのか不思議でした。
何かしらの意味があるのだと思い、少し考えたのは、ルワンダは坂が多いので、斜めな場所でもコーヒーカップがずり落ちていくことが無いようにとの工夫だろうと思いました。しかし、それを聞きたくなるほどの事でもなかったので、今もこの受け皿の意図がよくわかっていません。

ルワンダコーヒーは家の近所のスーパーでは売っていませんが、あと5年もしたら棚に並んでいるような予感がします。そうなってほしいと願っています。

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