【横山験也のちょっと一休み】№.3421

世界の人口が今日80億人を突破したとのニュースが流れ、驚いています。

明治初期の教科書っぽいものを読んだ中に、世界の人口は4億人と出ていたことを記憶しています。その人数が正しいのかどうかは分かりませんが、とりあえず正しいとしていくと20倍になったのです。大変な勢いで増えているとわかります。
でも、ニュースによると100億人を超えたあたりで頭打ちのようです。

ニュースの中でグイっと引き込まれたのは、やはりアフリカの人口です。現在14億人ですが、2050年には24億人とのことです。向こう25年余で10億人の増加ですので、最低でも10億人の子が生まれ育つということです。そこに、その間に亡くなる人の数が上乗せとなります。右も左も子どもや青年であふれるアフリカになりますね。
アフリカは今も子ども達の数が多く、ルワンダの小学校でも2部制をとっている学校があります。午前の部と午後の部で子どもが入れ替わり、それで何とか教育を授けています。

人口が増えても貧困のままだったら、見えてくる未来は悲惨な姿となります。こういう時に教育に予算を投じた国がその貧困から脱すると思っています。日本も昭和30年代でしょうか。先生方の給料がグイっとあがり、先生方がアルバイトをしなくても食べていける時代になりました。おかげで教えることに専念でき、授業が充実し、私のようなちょっと飛んでいる子でも社会人として世に出ることができました。

今年の夏、ちょうどルワンダへの最終渡航中に、小学校先生方の給料が40%アップというニュースが流れました。素晴らしい!と感じ、これでルワンダは発展すると確信しました。日本からのプリズムという技術プロジェクトが進められていますが、ここがルワンダの先生方の研修を充実させる協力を進めています。このプロジェクトも大きな成果を上げるだろうなと思えています。
ルワンダのこれからが楽しみです。

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