【横山験也のちょっと一休み】№.2249

ルワンダでの国際会議の後、長沼氏が各方面の方々とミーティングをしてくれています。
長沼氏の精力的な活動に大きく感謝しています。

■簡易の善は至徳に配す■
去年の2月、旧友の深澤久先生が「主張ある道徳授業を創る」セミナーを開くというので、協力をしました。
その時の私のテーマは「簡単明瞭 道徳のそもそも論」です。

今、この「簡単明瞭」を意識的に実践してくれているのが、熊谷青士先生です。
先日は、「分別(ふんべつ)」することの大切さを、極めて簡単明瞭に4年生の子に伝えていました。

有難いことです。
簡単明瞭にすると、道徳も子ども達にも伝わるようになります。

『易経』を読んでいた時のことです。
ほとんどは頭に残らない言葉の数々なのですが、あるところで、次の言葉に出合いました。

・平易ならば知りやすく、簡約ならば従いやすい

全くその通りだと思いました。

柴田鳩翁(しばたきゅうおう)の道話も、難しく話さず、平易に話したから江戸時代に大いに広まりました。
仏教もそうで、何妙法蓮華経や南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土できると、簡潔化したら、信じる人がたくさん増えました。
そんなことを思っていたら、その先に、次の言葉が出てきました。

・簡易の善は至徳に配す
なるほど!と思い、それから先は、道徳の考え方を極めて簡単に把握できるように考えることも、私の一つの仕事と思うに至りました。

そうして、深澤先生が「主張ある道徳授業を創る」セミナーを開催するというので、私はその第1回に「簡単明瞭」を掲げました。

そもそも論という考え方の簡略化。
授業の方法のシンプル化。

話をしたら、これが大いに喜ばれました。
「分かりやすい!」と。

その流れもあって、『道徳読み』を刊行することになり、簡易の道徳、基本的な形を著すことができました。
この先も若い先生方と少しずつ簡単明瞭な道徳の世界を堪能したいと思っています。

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