【横山験也のちょっと一休み】№.3287

野口芳宏先生が推薦されていた辞書です。
類語の辞典』(講談社学術文庫)です。
手元に届き、中を開くと、手ごたえ十分!
この辞書は言葉の解説をしたくなった時に、実に重宝します。

「ほたる(蛍)」の項を見ると、言葉の意味の後、「ほたる」を使う言葉がずらっと並んでいます。
・飛びまわる–(飛蛍ヒケイ)
・たかく飛びまわる–(高蛍コウケイ)
・ひとつとぶ–(孤蛍コケイ)

まだまだ沢山載っています。

いわゆる後方検索が載っているのですが、明治時代の日常の言い回しが検索されて並んでいます。普通の辞書には用例として出てくるような言葉です。
しかも、そこに漢語もついている!

野口先生が語彙を増やすことが大切と繰り返しお話しくださいますが、重要な単語をこの辞書で下調べしたら、そのウンチクはすごいことになります。
俄作りですが、野口先生になれそうです。

こちらは、野口先生の本です。
いい本です。

関連記事: