【横山験也のちょっと一休み】№.2806

澤栄美先生の『保健室の先生に聞く 気になるあの子、気になるあのこと』を読まれての御感想をいただいています。

今回は、たいへん著名なあの方からです。
未来教育クリエイターであり、一級建築士でもある、あの方です。
ポートフォリオの方でもあります!


多くの子どもたちの心を救う素晴らしい本ですね。

登場する子ども、困った状況、ほぼすべて私自身でした、、、。

「子ども達の心を救う本」
限りなく嬉しいお言葉です。

その次のお言葉、この著名な方が著名であり得ている理由が感じられる素晴らしいお言葉です。
なかなか、こうは書けません。
つい、ささやかな見栄を張ってしまい、昔の自分は良い感じだったとしたくなります。
これが器量の違いというものなのだと思います。

この本の中に、「リストカット」も出てきます。
事例の子は中学1年生です。
中1ですから、「高学年を受け持ったら可能性が高いな」と思いました。
転校してくる可能性です。

「それから勉強しましょう」もいいですが、できれば、この本のp117~p123を読んでおいて、心構えを作っておけば、落ち着いた対応へとつなげることができると思います。

本当に偶然なのですが、近所の店に新しく若い子が勤め始めました。
「新人さんだな、頑張れ・・・」
そんな風に思っていたのですが、先日、偶然、その子の手首が目にとまりました。
そこにあったのは、たくさんのリストカットの傷跡。
すぐに、この本を思い出しました。
何かがどうなったわけではありませんが、自分の心持ちが違ってきていることを感じました。


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