【横山験也のちょっと一休み】№.2080

◆『児童心理』11月号◆
先日のSG会で、明石先生から『児童心理』11月号の紹介がありました。
特集は~~「失敗」にめげない子を育てる~~です。

この特集に明石先生も寄稿されているというので、早速、購入しました。

明石先生の論題は「ちいさな失敗が許される世界を失った子どもたち–へこたれない力を育てる方法」です。
真っ先に拝読しました。
1章が良いですね。
体育会系の学生が企業に求められる話です。
ここから話がどんどん展開されていきます。
大いに勉強になりました。

明石先生の論文を読み、良い勉強になったので、ついでに他の論文も少し目を通しました。
うーむ。
なんともなぁ、という感じです。
こう思うときは、面白い一時をつくれます。
自分で考えたくなるのです。

◆「失敗」したら、めげるべし◆
失敗してもめげない。
こういう自分であったら、何とも格好いいです。
まるで、ヒーローのようです。

ふと思うことがあります。
めげない程度の失敗の場合、誰もめげません。
めげる程の失敗の場合は、誰でもめげます。
これが基本です。

失敗が自分の心臓より強かったら、人間はめげたり、へこたれたりするようになっているのです。
そうしないと、心がアウトになるからです。

へこたれたことのない人にはわからないと思いますが、へこたれみれば、その世界が尋常でないことがわかります。
何かをする気力が弱まります。
何もしたくない、という気持ちになります。
自然、「もうダメ」となります。
体からは力が抜け、机にもたれたり、布団に入って横になったりします。

どうして、こうなるのでしょうか。
その答えは簡単です。
体も心も動かさないで休ませることで、再び、心が前向きになるに足るエネルギーを充てんするためです。

◆老子の思想の出番◆
めげたときは老荘思想や御仏の世界に浸ります。
「足るを知る」もいいです。
「人間万事塞翁が馬」もいいです。
「世の中、こんなもんでしょ」もいいです。

失敗は失い、敗けることです。
ですので、まずは、あきらめることです。
あきらめることは、執着をなくすことです。
「どうせ、この世はかりそめの世界だ」
「何にも無くなったけど、それも良いじゃん」
こんな風にさっぱりすればいいです。

それから、儒学のお世話になります。
人生は四季のように回転していると思うことです。
今は真冬の極寒。
でも、極寒の後には、ちょっとのことが春として暖かく感じられるようになります。
すると、不思議なことに、あきらめたと思っていたはずなのに、それ以上の何かをつかめそうな雰囲気になってきます。
すると、出てくる言葉も変わってきます。
「負けてたまるか」
「今に見てろ」
「くそったれが」
気が張ってくる言葉が出てきます。

こんな風な流れを知っていたら、次第に失敗を相手にしなくなります。
もともと、失敗は成功の基なので、本来は大事な出来事なのだとわかって来るからです。

落ち着いて本を読めると、こんな酔狂なことも書いていられます。
時間のある時には、本を読んで学びたいですね。

◆5分間視写◆
今日も、いつものように『教師の文章』を少しだけ視写しました。
本の向こうに宇佐美先生がいるようで、緊張もしますが、楽しいです。

関連記事: