【横山験也のちょっと一休み】№.2641

■ 水道方式の本を少し読み ■

ルワンダでのさくら社プロジェクトがおかげさまで順調に進んでいます。
さくら社プロジェクトの本丸は「算数教育」です。
それをICTに特化させて進めています。
ですので、時折、算数教育の本を開いては、少しは勉強せねばと思ったりしています。

その流れで、水道方式の本と、ロシア系の数と計算の本を開きました。


水道方式と言われても、もう40年も50年も昔の算数教育なので、名前すら知らない先生が多いのではないかと思います。
名前を知っていても、その名前が比喩であることを知っている先生はまずいないでしょう。知っているのは、往年の勉強家の先生だけと思います。

ところが、この水道方式が、海外協力の方々の中では結構有名で、何度か耳にしています。
水道方式を超える算数の話を聞かないので、たぶん、日本の算数教育が水道方式を最後に、大したうねりを起こしていないのだろうと思えます。

そんなことを思いつつ、遠山啓先生の水道方式の本を少し読み返したのですが、面白いことに気が付きました。
水道方式は、算数教育の「算数」の研究をしていたのです。もちろん、現場では水道方式を活かした「教育」の研究も進められていたことは知っていますが、水道方式ほどのインパクトが無かったということです。

ロシアの本も同様でした。

こういうことに気が付くと、頭が面白いなぁと感じ始めます。
未来への楽しみも少し増えてきます。
夢もちょっと膨らんだので、良い気分です。

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