土曜日は「チーム算数」開催日でした。
参加者が4人。全体の時間は2時間半ほど。
自ずと、一人一人に関わる話をする時間が長くなります。
これがそれなりの密度を高めています。

城ヶ崎先生が一冊の本をカバンから取り出しました。
『説苑(ぜいえん)』です。
先日、このブログで紹介した本です。
君子を諫めるための話をまとめた本ですので、上に立つ立場の方には有益な本です。
それをすぐに入手し読んだのですから、たいしたものです。

この本に「先恕後教」と載っています。
まず思いやりの心を持ち、しかる後に教える、というような言葉です。
思いやりをもって教えると言うことですから、極めて当たり前のことです。
それを「その通り」と素直に感じ取る人が、道徳力の高い人となります。
道徳は極めて当たり前のことを、まともなこととして、「そうだよな」と素直に感じ取る学習でもあるからです。

チーム算数のような親しい人が集まる所では、必然的に「先恕後教」となります。
その上に、仲間ぼめに終始せず、その内容の是非をきちんと話せる様になれば、納得の度合いが高まります。
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12月2日(土)は『教師の文章』刊行記念、宇佐美寛先生の講演会です。
講演テーマ:教師の日本語学力の著しい劣化、特に大学の教師の文章の混迷・粗雑を許しておけない。
楽しみでなりません。
会場で皆さんとお会いできること、楽しみにしています。
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