【横山験也のちょっと一休み】№.2353

山中伸之先生の『所見辞典』
人気ありますね。
とにかく、勉強になります。

■チーム横山、7名で開催■
稲毛駅前の喫茶メキシコが閉店しセブンイレブンになったので、再び、場所をさつきが丘のジョナサンに戻しました。
駅から遠いので、ちょっと集まりにくいのですが、慣れるしかありません。

今回も須田先生のレポートがボリューム満点でした。
まさに、「研究している」と感じます。
問題意識の鋭さ、圧倒的読書量、最新の情報収集力。
どれをとっても、一級の先生です。
毎度、たっぷり時間をとるのが通例のようになっています。

まずは、「海の命」への論述から始まりました。
この内容が先月からの続きだったので、改めて前回の内容を話してもらい、本論に入りました。
今回は、粗筋を基にした作品づくりでした。
元々の作品から必要な情報を均等に取り込んだ粗筋からの再構成作品です。
教科書の「海の命」とはまた味わいの違う作品に仕上がっていました。

須田先生のレポートは道徳2本へと続きました。
・「心と心のあくしゅ」4年(学研)
・「私のボランティアの原点」中学2年(日文)
どちらも、これでもか!というぐらいに論述しています。
資料も添えられていて、その姿勢に敬服します。

この2つの作品については、私の道徳読みを後日記そうと思います。
ザックリとした読後感は、どちらも「登場人物を活かす」という活人道徳の視点が強かったです。

薮田先生からは、須田先生考案の「道徳言葉構成法」を6年生の子に実施したレポートが提案されました。
面白かったです。
6年生はやるものですね。個々人の道徳観が浮き彫りになります。
面白がって取り組みつつも、非常に真剣であることも伝わってきます。
こういう取り組みを、まさに主体的と言うのだと思います。

「道徳読み」も「道徳言葉構成法」も新しい指導法ですが、どちらも教師がこういうことですよ!と教えていく授業ではありません。子どもが自分の内に持っている道徳を自ら主体的に伸ばしていく道徳です。
いいですね。

薮田先生は日本教育新聞から取材を受けました。
それが、8月6・13日号に「夏休み、教員はどう過ごす」という記事で載っていました。
目を通しましたが、大変立派な過ごし方です。
新聞に載るから立派なことをする、ということもこういう場合には起こりえますが、薮田先生は日ごろから「教師らしく」と生活をしている先生です。
サークルでは見えない薮田先生の生活ぶりを垣間見て、良い人生を歩んでいると思いました。

城ケ崎先生のレポートは、内容よりも、その書きっぷりに変化が出てきたように感じました。
現役を続けながらも、大学院に通い学術の世界に入っています。
意識せずとも、それが現れてくるのでしょう。

植田先生からのレポートはヒミツです。

私からは「道徳好きの先生への問題?」です。
古典道徳の練習問題です。
詳しい問題内容は書きませんが、城ケ崎先生の感覚が鋭くなっていると思いました。

次回のチーム横山は10月20日(土)。
場所はいつものジョナサンです。

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