【横山験也のちょっと一休み】№.3030

さくら社に行くときに、電車に乗って行きます。
席に座れることもあれば、立ったままということもあります。

運よく席に座ると、本を読むのですが、途中で次第に眠気に誘われます。
この眠気に引き込まれる時に、何かしらの願い事をするようにしています。願う前に寝てしまうこともありますが・・・

たいていの場合、願った方向に物事が進むので、うとうとっとしたときの願い「うとうと願い」は、実に有難いことだと思っています。

こういうことは、明石先生の『教えられること 教えられないこと』で考えると、教えられることなのか、教えられないことなのか、どっちになるのだろうかと、今日は電車の中で思いました。

たぶん、教えられない方に属するのだろうな思えました。
「眠くなった時に願いことをする」と言うことは教えられるのですが、その時に、心にジーンと来るように願うとなると、これは教えるは難しいだろうなと思います。
両手にこぶしを作って、力めばいいのかというと、そうではないからです。
胸に手を当てて、ジーンとポーズをとればいいのかというと、そうでもないからです。
どうやったら、その感覚が分かるのかが教えにくいのです。

それでも、そういうことを気に留めて考えて、いつかは子どもたちにも簡単に伝わる何かをキャッチするようになると思っていれば、ある時、ひょいと閃いてきます。

明石先生の『教えられること 教えられないこと』には、たくさんの事例が載っています。その事例から多くのヒントを得ることもできますし、それ以外の所をこの視点で見ることで、新しい教育を見出していくこともできます。
久々に、人生や教育を考える良質の刺激を受けています。

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