【横山験也のちょっと一休み】№.3470

野口芳宏先生の米寿のお祝いの会に参加しました。野口先生はすこぶるお元気で、とてもいい話をたくさん伺うことができました。


以前から、一度伺いたいと思っていたことがありました。それは80才の境地です。

論語に、15にして学を志すとか、50にして天命を知るとかあり、それが70にして心の欲するところに従い、のりをこえず、とあります。
そう言って人生を振り返ったのは孔子ですが、孔子は74歳ぐらいでこの世を去っています。
80はどういう世界なのか孔子からは学べません。
私にとって孔子である野口先生からお話を伺えたらと思っていました。

そうしましたら、「2つある」とすぐに返してくれました。
この瞬間、孔子と弟子のやり取りもこんな感じだったのだろうなとふと思いました。

すぐに聞いてしまってはもったいないと思い、しばらく別の話題で楽しみながら、いよいよ80の世界をお話いただきました。

子曰く、「あきらめ」と「感謝」だよ。

一同、「おおっ!」となりました。
奥深い言葉です。
みなさん、どうぞ素読され、また御吟味ください。


関連記事: